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稀少なピンクのクビキリギス

こんにちは。

やもり昆虫館館長のやもりです。

  

今回はお客さまが採集、飼育していらっしゃる昆虫をご紹介します。

 

 

ピンク色のクビキリギスです。

 

採集されたお客さまは、現在、近県にお住まいの小学1年生です。

 

普通、クビキリギスは黄緑色が多く、薄茶色もよくいますが、ピンク色や紅色は稀少だそう。


 

 

このお客さまがピンクのクビキリギスを見つけたのは、これで2匹目とのことです。

 

もしかして、虫を探すセンサーがあるのかも?

 

 

 

クビキリギスは噛みつくので要注意。

 

しかも指に嚙みつくと首が抜けるまで離さないところからこの名前が付いたそうです。

 

でも、さすがは昆虫好き。

扱いも慣れたものですね。

 

 

 

なんと、餌もスプーンからあげています。

 

ハー〇ン〇ッツのスプーンが平らで浅いのであげやすいとのこと。

 

最初、お母さまが葉を横にして虫かごに入れておいたら、ふたにくっついて落ち着かない様子だったそうです。

 

それを見たお客さまが「 葉は縦に生えてるんだから、横向きじゃ落ち着かなくて可哀そう」と。

 

そこで、虫かごを縦にして、アルミホイルで固定した葉を縦に入れてあげたら、葉を食べて、その中で落ち着いたそうです。

 

 

 

なるほど、葉の向きも重要なんですね。

やもりはそこまで、考えたことがありませんでした。

 

参考になります。

 

 

 

餌もいろいろと研究していらっしゃるそうです。

 

草のほか、コオロギフードと昆虫ゼリーを混ぜたもの、ふやかしたレオパフード。

 

 

 

 

残念ながら、どの色のバッタも標本にして時間がたつと、次第に茶色っぽくなってしまうことが多いです。

  

このお客さまは標本もいろいろ手掛けていらっしゃいますが、このきれいなピンク色を記録するには写真を残しておかれるのがいいですね。

 

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