こんにちは。
やもり昆虫館館長のやもりです。
1月半ば、標先生が埼玉県の彩湖でいろんな昆虫を採集してきてくれました。
(当昆虫館の標本提供者で昆虫大好きコレクターの元小学校校長先生です。略して「標先生」。虫に詳しいのはこの人で、やもり館長は全く素人です💦)
この時期、昆虫は越冬中。
真冬の昆虫採集は、朽ち木の中などから、じっと冬眠している虫を探します。
冬眠していたアオゴミムシ。
体長十数ミリの小さな虫。
ご覧の通り、宝石のような美しさ。
なのに、なんで「ゴミ」?
ヒメマイマイカブリ。
(飼育ケースに敷いた針葉樹チップでちょっと体がまみれていますが。)
もう1匹、ヒメマイマイカブリ。
マイマイカブリは日本にしかいない虫だそうです。
ナナホシテントウムシ。
コガタスズメバチ。
これは女王バチです。
なぜかというと、スズメバチは秋に交尾した新女王だけが越冬するそうだからです。
それ以外の旧女王、オスバチ、働きバチは冬を迎えるとみんな死んでしまうそうです。
昆虫館に到着直後の虫たちは、エアコンの暖かさで、一時冬眠から覚めて動き回っていました。
暖房なしの冬眠スペースに移動。
しばらくしたら、また静かに冬眠態勢に戻りました。