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バッタ類の産卵、寿命

こんにちは。

やもり昆虫館館長のやもりです。

 

こちらの記事で → オンブバッタの産卵

オンブバッタの産卵についてお伝えしましたが、バッタ類の産卵はその後も続きました。

 

 

 

コバネイナゴも産卵しました。

 

 

これも空いている鉢の土に埋めました。

 

 

オンブバッタがまた産卵していました。

前回とは別のメスでしょうか。

 

前に産んだ卵は少し時間がたっていたようでかなり茶色っぽくなっていましたが、今回はまだ色が薄いです。

 

泡に包まれた卵の形がよくわかります。

 

 

バッタ類のほとんどはこの時期、11月頃に産卵。

卵は越冬して春に孵化するそうです。

 

親のバッタは産卵を終えた頃に死んでしまうそうです。

 

なお、虫のパーツは自然に取れてしまうことがよくありますが、標先生の話では寿命が近づくと特に取れやすくなるのだそうです。

 

 

 

昆虫館のバッタ類もこの頃、だんだんと脚が取れてきてしまいました。

 

やっぱり、そろそろ寿命かな😥

 

右上の2本:ホシササキリの後肢

左上1セット:ツユムシの後肢

右中:オンブバッタ♂の後肢

左中:オンブバッタ♀の後肢

 

生きている間はどうしようもないですが、死んで標本にする時に復元できるよう、できるだけ拾って保管しておきます。

  

(もっとも標先生は翅が取れて飛べなくなったセミに別の死んだセミの翅を移植して、再び飛ばすことに成功したことがあるんだとか。)

 

 

 

関係ないですが、これはオナモミの実。

 

子どもの頃、服にくっつけて遊んだ方もいらっしゃいますよね。