こんにちは。
じっけんば やもり所長 兼 やもり昆虫館館長のやもりです。
願いを持つことは強欲で、よくないことだと思っていらっしゃる方、いませんか?
私も心の奥底でなんとなくそう思っていたことがありました。
小さい頃から言われてきましたしね。
「欲張ったら、いけんとよ。」
「なんでもうまくいくもんやないんよ。」
「我慢することを覚えんといけん。」
自分でも
「みんながみんな好き勝手に願ってたら、世の中、欲の皮の突っ張った奴ばかりになっちゃうんじゃないか?なんか殺伐としてこないか?」
とか、
「いろんなものが奪い合いになって大変なことになるんじゃないか?」
なんていう疑問も抱きましたし。
今の私は「そんなことないですっ!」と自信満々で断言することができます。
強欲?上等じゃないですかっ!
(もしも願いを持つことを「強欲」と呼ぶのならね。)
というより逆なんです。
いろんな願望を抱いてそれを実現していくと、そのうち「願えば叶う」ということが腑に落ちてきます。
心の底から安心感がわいてきます。
そうすると逆に、むやみやたらに欲しがることがなくなってきます。
「本当に欲しいもの、必要なものは必ず与えられる」ということを信じられるから、そうじゃないものにまでガツガツしなくなります。
逆説的に、ある意味、無欲になるんです。
むしろ「欲しいものが手に入らないかもしれない。いや、手に入らないのが普通」と思っていると、慢性的な欠乏感を抱くようになります。
そのため、あまり見よくない行動に走ったりも。
例えば、バイキング形式の食堂で、トレイに食べきれないほどの料理をてんこ盛りにして、結局残しちゃう人とか、いますね。
「いくら取っても料金同じだから、めいっぱい取らなきゃ損!」って思ってるのかもしれませんが、
実に意地汚い!見苦しい!やめてーっ!
(失礼m(__)m)
自分の親や子どもがそんな振る舞いをしたら、恥ずかしくてその場から逃げ出したいっ!
自分の配偶者や恋人がそんな振る舞いをしたら、100年の恋も冷めるわっ!
と同時にとても悲しい気持ちになると思います。
「欲しいものは限られているから、みんなで奪い合わなくてはならない」
「今持っているものも失うかもしれない。もう手に入らないかもしれない」
などなどの欠乏感が、
「手に入れられるチャンスに、とにかく、あれもこれも手に入れておかなくては」
「今持ってるけど、それでも不安。まだ足りない。もっともっと」
という強欲を呼ぶんです。
あるいは、自分が持っていないものを持っている人に嫉妬してイジワルして、結局、自分が評判を落とすことになったり。
あるいは、他の人が成功しそうになると、何とか足を引っ張ってやろうとして、結局ヒンシュクを買う羽目になったり。
あるいは、人を差別したり、おとしめることで自分を相対的に偉く見せようとしたり。
時には人のものを奪ったり。
欠乏感からする行動って、たいていロクなことにならないです。
「欲しいものを願えば叶うんだ」と思っていたら、そんなことする必要ないですし、しようとも思いませんよね。
願いを持つことはむしろ美しいんですっ!(断言)
それではまた。