こんにちは。
じっけんば やもり所長 兼 やもり昆虫館館長のやもりです。
「ああ、この願望は結局、実現しなかったな」と思うことがあります。
そうなる要因はいくつかあると思いますが、まずは、
〇叶う前にあきらめてしまっていた。
〇自己暗示が足りなかった。
といったことが考えられます。
しかし、もう一つ。
大きな願いが小さな願いを飲み込んでいた
というケースもよくあります。
でも、これはむしろ、よいケースです。
ここで私の体験を聞いてください。
私が「じっけんば やもり 兼 やもり昆虫館」開設に向けて、物件探しをしていた時のことです。
本格的に物件探しを開始したのは一昨年の11月でした。
不動産屋さん巡りをしたり、毎日インターネットで条件に合う物件を探したり。
私は物件探しがあまり得意でないので大変でした。
「不動産屋さん」というのが、どうも苦手で怖くて。
不動産屋さんに問い合わせのお電話をしたり、お店に入ったりするたびに、いちいち莫迦みたいに気合を入れて、ありったけの勇気を振りしぼってました。
(もちろん、あくまで私の一方的な苦手意識ですm(__)m 実際の不動産屋さんは、どこも親切でした。)
しかも事業用物件ですから、当然、不動産屋さんは「業種はどのような?」と聞いてこられるのですが、これがまた私としてはしんどくて。
例えば、「飲食店」や「雑貨屋さん」だったら、小鳥の心臓の私でも、なんとか普通にお返事できるのですが、あいにくと「昆虫館」です。
いかにもお金になりそうにないから「家賃払えるの?」って疑念を持たれそうだなとか、いいトシした大人がアホみたいで莫迦にされそうだなとか、ムシなんて家主さんによっては嫌がられそうだしとか、いろんなひけめにかられます。
一応、仕方なく「昆虫館です」とお返事するのですが、もう語尾が消え入りそう。
そういうわけで私は、1日も早く物件を決めて、この苦行から解放されたいと思っていました。
しばらくは条件に合う物件がなかなか見つからず、難航しました。
それでも、ようやく「ここならなんとか」と思える物件に出会えたのが、11月終わり頃。
ところが、不動産屋さんが言うには、「すでに、一足早く問い合わせのあったお客様がいらっしゃるので、そちらが優先になります」😨
ただし事業用物件の場合、後でお客さんの気が変わって「やーめた」となるケースも多いらしく、成約率は半分くらいとのことでした。
なので、「前のお客様の契約期日まであと1週間。その前にキャンセルになる可能性も高いので、しばらく待っていてください」と言われました。
なにしろ1日も早く物件探しの苦行から解放されたい私、もちろん潜在意識の力を借りることにしました。
「やったー、この物件を首尾よくゲットできた!」と自己暗示をかけまくりました。
契約を終えて、いよいよ内装工事に立ち会っている場面まで、せっせとイメージ。
ところが結果は、前のお客さんが契約してしまってダメでしたぁ⤵
「あー、また苦手の不動産屋さん巡りかあ」とがっくり。
加えて「自己暗示がうまくかからなかったかな。時間もなかったし」と二重にがっかりしていました。
でも後になって、これが実はベストの流れだったとわかりました。
ここで契約が決まらないのが正解だったのです。
なぜかというと、結局は翌年の3月半ばごろに今の物件に巡り合って、無事、契約の運びとなったのですが、これが私にとって理想の物件だったからです\(^o^)/
もちろん、最初の物件が悪いというわけではなかったのですが、後から考えると、私がやりたいと思っていた「じっけんば 兼 昆虫館」の目的にはあまり合っていませんでした。
だけど、その時の私は「1日も早く不動産屋さん巡りから解放されたい!」という思いで頭がいっぱい、それが見えなくなっていたのです。
私の本来の願いは「じっけんば 兼 昆虫館」をつくるのにふさわしい理想の物件を見つけたい、ということだったはずです。
ところが、苦手な物件探しを続けるうちに、いつのまにか「早く物件を決めて、解放されたい」という願いのほうがしゃしゃり出てしまっていたのですね。
でもそれは実際には二次的な願いで、いわば小さな願いでした。
この場合は、潜在意識が小さな願いよりも本来の大きな願いを優先、理想の物件に導いてくれたということだったんだと思います。
なお、最初の契約が流れて、今の物件にたどり着くまでの間も、いろいろ不思議な経緯があったんですが、それはまた改めてお話しさせてくださいね。
それではまた。